<開催レポート> TBS SDGs×体験型イベント『地球を笑顔にする広場2024春』にワールドが出展― リメイクアイテムを通してジェンダーレス&ダイバーシティファッションショーに協賛 ―


株式会社ワールドは、TBSが主催するSDGs×体験型イベント『地球を笑顔にする広場 2024春』に出展いたしました。本イベントでは、ワールドグループの二次流通ブランドや工場で生産する過程で出た生地を再利用したファッションショーの協賛に合わせて、ワールドのSDGs推進室が企画・運営するアップサイクルワークショップも開催しました。

 TBSが主催する『地球を笑顔にする広場 2024春』は5月3日(金・祝)~5月5日(日・祝)の3日間にわたり開催され、SDGsを体験しながら楽しく学ぶイベントです。ワールドは5月4日(土・祝)と5月5日(日・祝)の2日間イベントに参加し、自社工場で洋服を作る際に出た残布や残糸を使用したアップサイクルワークショップの実施、さらにイベント最終日にはTBSが“ジェンダーレス&ダイバーシティ”をテーマに開催したファッションショーに協賛しました。

◆ “持続可能なアップサイクル” ファッションショーは新たな資材を使わずに仕立てた衣装で演出

 

 今回TBSが開催した「ぜろぷり×SDGsショー」は、ファッションを通じてジェンダーレスやダイバーシティに触れる取り組みです。ワールドは、ユーズドセレクトショップ「ラグタグ」の商品や自社工場で出た残布を提供し学校法人杉野学園 杉野服飾大学・ドレスメーカー学院の学生と共に、衣装づくりに協力しました。

 ショーの開催に向けて、国立市にあり在庫総数40万点におよぶ「ラグタグ」の倉庫から学生が商品をセレクト。学生たちがリメイクを重ね完全オリジナルデザインの衣装に蘇らせたほか、当日ファッションショーに出演した小学生が身つけたフリルのたすきも「ラグタグ」でセレクトした服から仕立てています。

 またコーディネートには、ユーズドアイテムに新たな価値を与えることをコンセプトにワールドが展開するアップサイクルブランド「be released(ビーリリースト)」のシャツやアウター、デニムパンツも使用しています。

当日のランウェイには「ラグタグ」でセレクトした衣装を身につけた人気インフルエンサータレント「午前0時のプリンセス」(略称:ぜろぷり)が登場し、リメイクを手掛けた学生たち、加えて一般募集によって集まったキッズモデルとのコラボレーションで、ファッションを通じて多様性を学ぶ賑やかなイベントになりました。

◆ワークショップ「残布deフラワーローズをつくろう」~廃棄されるはずだった布で作る一輪のオリジナルローズ~

【材料】残布、残糸、綿棒、ペーパーストロー、両面テープ

 ファッションショーの協賛に加え、自社工場で洋服を作る際に出た残布や廃棄されてしまうデニム生地を活用したワークショップを開催しました。あらかじめ花びらの形に切り分けた布を、一枚一枚重なるよう両面テープでペーパーストローに貼り付け、自分だけのオリジナルローズをつくりました。母の日間近の開催ということもあり、母親や大切な人へ日頃の感謝を込めて贈るお花のプレゼントとして最適なワークショップとなりました。一般的に母の日といえば“カーネーション”を贈る風習がありますが、あえてバラの花にすることで「母の日=カーネーション」という固定概念から解放される「多様性と包摂性のある社会」も表現しています。

 さらに今回のワークショップでは、花びら一枚一枚の大きさを変えて、質感の異なる生地を使い花のめしべの部分に見立てて使用する綿棒の形や長さにも変化をつけることで、視覚障がいのある方が参加をしても触感を通じてものづくりを楽しめるよう工夫をしています。

(株)ワールドSDGs推進室 “なんころ先生” によるワークショップの様子 ※プロフィールは次頁

“なんころ先生”こと南田 和子(みなみだ かずこ)プロフィール

株式会社ワールド SDGs推進室所属。テキスタイル会社入社後、パタンナーと生産の経験を経てワールドに入社。複数ブランドの生産を担当し、グループのもの作りを担う生産系子会社 株式会社ワールドプロダクションパートナーズへ。自らのアイデアで、自社工場から出る残布や社内の廃材を再利用したアップサイクルイベントを提案。「15分で笑顔、さらに15分で幸せに」をテーマに、SDGsワークショップのプロデュースを手掛ける。

ワールド サスティナビリティ プランについて

https://corp.world.co.jp/csr/pdf/world_sustainabilityplan_2022.pdf

創業以来「価値創造企業グループ」として進化するワールドグループは、1992 年に顧客価値と生産性の最大化を目的に、消費者を起点に小売から生産までを一気通貫させ、ロス・無駄を価値に変える「SPARCS(スパークス)」構想を発表し、多業態・多ブランド戦略を実現してきました。これからも「生活文化の多様性」と「ロス・ムダのない産業世界」の高次元の両立で、多様で選択肢のある持続可能な社会の実現を目指します。