株式上場のご挨拶
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
当社は、本日をもちまして、東京証券取引所市場第一部に上場いたしました。8月22日付で公表しました「MBO実施による非上場化から13年経ての再上場について」のとおり、2005年11月のマネジメント・バイアウト(MBO)で上場を廃止してから13年ぶりの上場となります。
再上場に当たりまして、当社代表取締役より各々以下にご挨拶と再上場に際しての思いをお伝えいたします。
本日、当社株式を再上場させていただくにあたり、改めて身の引き締まる思いです。
当社はファッションビジネスで持続的価値の向上に有用な再現性あるプラットフォームの確立を早期に実現するため、2005年に非上場化しました。上場していた際は、投資家の皆様との対話を通じて得た貴重なご意見を経営に活かしてきました。非上場化後その機会を失ったことで、改めて上場会社のメリットを強く認識するに至りました。
MBOの目的であったプラットフォームの確立を成し遂げ、また、変化の激しい業界環境下でも、次なる成長ステージへ挑戦できる経営体制を構築できた今こそ、投資家の皆様の時には厳しい視線、また時には暖かい声援を再び経営に活かすことが、今後の当社の持続的な発展には欠かせない重要なことと考えております。
本日の再上場を機に、改めて当社にご指導とご支援を賜りますよう、お願いいたします。
【代表取締役会長 寺井 秀藏】
当社は、1959年に婦人ニットの卸として創業して以降、卸から小売りへの転換、多業態・多ブランド戦略の推進とそれを支えるプラットフォームの構築を進めてきており、先進的な変革の歴史をたどってきました。また、2015年4月以降の構造改革プランを推進し、「利益の出やすい筋肉質な体質」への変化を成し遂げることができました。
このタイミングで上場することにより、投資事業やデジタル事業への戦略的な成長投資を実現できるため、さらなる成長に向けて新たな事業展開を大胆かつ迅速に進めると同時に、それを財務の健全化も伴いながら実現できるものと考えています。
当社は、今まさに大きな転換期にあります。私は当社の強みといえる「自ら変革するDNA」をしっかりと引き継ぎ、株主の皆様からの期待も糧にして、一層の企業価値の向上に努めてまいります。今後の当社の更なる発展にぜひご期待ください。
【代表取締役 社長執行役員 上山 健二】
今後も『創造全力、価値共有。つねに、その上をめざして。』をコーポレートステートメントに、多彩なファッションをお客様に届ける総合ファッションサービスの革新者として、社会の発展に貢献することを目的に事業を展開し、更なる企業価値の向上に努めてまいります。
また、役員はじめグループ従業員一同、上場会社としての社会的責任を自覚し、株主をはじめとした皆様の信頼にお応えすべく一層の努力を重ねて参る所存でございます。
ここに謹んでご挨拶申し上げますとともに、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。