ワールドグループの神戸レザークロスが展開する、シューズブランド「エスペランサ」は、環境への取組みを考慮し、初のノーボックス化に取り組みました。生産、物流、店舗までが一体となった、靴箱を無くしたビジネスモデルは、神戸レザークロスの「NO BOX」ビジネスモデルとして、現在特許出願中です。
これまで「エスペランサ」では、年間に販売する50~60万足の靴を購入されたお客様のうち、商品を靴箱に入れての持ち帰りは2割にとどまり、残り8割のお客様は商品のみを持ち帰られていました。
この現状に対して、「エスペランサ」で一昨年から全店舗の調査とスタッフへのヒアリングを行ったところ、靴箱の無駄に加えて、スタッフにとって、靴箱の廃棄作業という販売外業務の負担が生まれていました。
サンダルからブーツまで、多彩なデザインを揃えるレディースシューズは、一定の靴箱に入れることで、流通や保管がしやすくなり、長年この業界の流通を支えてきました。その為、神戸レザークロスでは「NO BOX」スキーム構築の為に生産から物流、店頭運用まで全てを整理し、見直しと検証を重ねながら、およそ1年をかけてこのスキームを構築しています。
神戸レザークロスの「NO BOX」。
「生産→物流→店頭ストック」までを一貫して運用するビジネスモデル。
神戸レザークロスは、1973年から社会貢献活動の一環として植林活動に取組み、地元である兵庫県の宍粟市一宮町で杉・檜(ひのき)の造林事業に携わっています。(https://www.kobe-leather.co.jp/business/forest/)
今回の「NO BOX」も、環境への取組みのひとつとして捉え、さらに、老舗靴メーカーのノウハウを活かし、商品、技術、ビジネスモデル全体を既成概念に捉われることなく、常に進化させていきます。
「エスペランサ」ブランド概要
1966年のデビュー以来、時代のトレンドを色濃く反映し、20~30代の女性から圧倒的な支持を集めて来た「エスペランサ」は、今シーズンブランド初のリブランディングを行いました。
昨今のお客様のニーズが、履き心地の追求やオフィスにおいても着こなしのカジュアル化が進んだことで、フラットシューズやモード感溢れるサンダルのバリエーションまで、商品構成を刷新。店舗内装も新たにブランドカラーに設定したピンクベージュをアイコンにリニューアルを行うことで、新たなお客様に向けてもアプローチをしています。
コンセプト | トレンドのスパイスとシューズ職人の技術を掛け合わせた、 装いのニュアンスアクセント。リアルシューズでありながらスタイルを感じる、 よりフレッシュにより心地のよい、歩く楽しさをESPERANZAは提案します。 |
スタート年 | 1966年 |
販路 | ●21店舗(2021年6月10日時点) ●公式オンラインストア https://store.world.co.jp/s/brand/esperanza/ |
中心価格 (2021年春夏/税込) | パンプス ¥6,490 ~ ¥8,690 フラットシューズ ¥6,490 ~ ¥8,690 サンダル ¥6,490 ~ ¥8,690 スニーカー ¥6,490 ~ ¥7,590 その他雑貨 ¥3,960 ~ ¥8,690 |