ワールドが2009年に開始し、長年継続をしてきた衣料品を回収し循環させる取り組み「ワールド エコロモ キャンペーン」。今回、大阪府枚方市立小倉小学校の4年生が「自分たちにできる社会貢献」をテーマに、エコロモ キャンペーンを自ら企画・運営しました。子どもたちの熱意が地域を動かし、成果につながった活動の舞台裏をお届けします。

児童たちがプロデューサー!校内・地域を巻き込んだ回収活動
今回のプロジェクトの主役は、4年生の児童60名です。彼らは単に回収を手伝うのではなく、どうすればたくさんの服が集まるかを自分たちで考え、行動しました。

👕 呼びかけ: 土曜参観の日に、保護者や全校児童に向けて「エコロモ キャンペーン」の意義を研究発表。
👕 回収活動: 校内に専用ボックスを設置し、約4ヶ月間にわたって家庭で不用になった衣類を募りました。
👕 結果: 集まった衣類は1,150点!
集まった衣類はパートナー企業の株式会社買取王国を通じてリユース・リサイクルされ、収益金30,000円は全額、枚方市中央図書館の「子どもに本を届ける事業」へ寄付されました。自分たちの活動が、地域の読書環境を豊かにするという素晴らしい循環を生み出しました。

「捨てればゴミ、活かせば宝物」を体験するワークショップも
10月には、枚方T-SITEにてワールド SDGs推進室の芦硲さんが講師となり、アップサイクルワークショップを実施しました。使用したのは、洋服づくりの過程でどうしても出てしまう「残反(ざんたん)」や「端切れ」。本来は捨てられるはずだった色とりどりの生地が、子どもたちの自由な感性によって、世界にひとつだけの「タッセル」へと生まれ変わりました。
「ファッションを楽しみながら、資源を大切にする」というワールドの姿勢を、肌で感じてもらう貴重な時間となりました。


■ 今回のプロジェクトを担当したSDGs推進室 芦硲 光久 コメント
今回の取り組みは、枚方市との協業を機に、小倉小学校の先生から「総合学習で環境について学びたい」とお声がけいただいたことがきっかけでした。
初めて学校に伺い、体育館でエコロモについてお話しした際、児童たちの真剣な眼差しと鋭い質問に、大人の私がたじたじになるほど驚かされました。
驚いたのは、子どもたちが「衣料品を集めるためにはどうすればよいか」をその場でタブレットに書き込み、次々と意見や提案をしてくれたことです。後日「エコロモをやりたい!」と連絡をくれた彼らの熱意に押され、すぐに回収ボックスを届けました。土曜参観での、保護者に向けたエコロモの研究発表では、廊下から見て胸がいっぱいになりました。活動は校内にとどまらず、手作りチラシを持って近隣保育所まで出向き、保護者の方へ呼びかけるなど、「自分たちにできること」を考え抜き、地域を巻き込んでいきました。
学校の保護者の方も集まった衣料品の運搬にご協力くださり、まさに地域一体となった活動でした。
10月に開催したワークショップの後には、子どもたちから心温まるお手紙をいただきました。私自身、これまで仕事を通じてこのような経験をしたことがなく、本当に嬉しく胸が熱くなりました。いただいたお手紙は、私の大切な宝物として保管しています。
今回の連携を通じて、子どもたちがファッションを通じた資源循環の重要性を学び、自らの行動で地域社会を動かす姿に私自身が大きな刺激を受けました。

