素材の知識

Q化学繊維:ナイロン

ナイロンは、1936年アメリカ・デュポン社が開発・商品化した世界で初めての合成繊維。今日でも幅広く使われています。

Aクモの糸より細く、鉄よりも強い。ナイロンは、世界で初めての合成繊維です。

ナイロンの組織


ナイロン繊維断面

デュポン社が商品化に成功した当時のキャッチフレーズは、「クモの糸より細く、鉄よりも強い」。ストッキングなど、今日でも幅広く使われています。また、ウールなどの繊維を補強する目的で混紡され、とくにニット製品に用いられています。

ナイロンの特性

  • きわめて強く、水に濡れても強度が低下しない。
  • 軽く弾力性があり、シワになりにくい。
  • カビや虫害を受けにくく、保管が容易。
  • 吸湿・吸水性が小さく、短時間で乾燥する。
  • 熱可塑性※1があり、プリーツセットができる。
  • 静電気が起きやすい。
ポイント
※1 熱可塑性
糸や織物にある形を与え、熱を加えると、その形が固定される性質。プリーツセットなどに有効な特性。
ポイント
ナイロン製品の取り扱いについて
  • 紫外線により、白いものは黄色く変色することがあります。
  • アルカリには強いが、酸に弱く、付着すると黄色く変色することがあります。
  • 摩擦による熱で擦り切れたり、穴が開いたりすることがあります。例えば、すべり台等は、大きな摩擦熱が発生しやすいので、注意が必要。