<見学レポート>“作り手の想いをお客さまへつなぐ” 「212 キッチンストア」がツヴィリング関工場を見学


ワールドグループの(株)ライフスタイルイノベーションが展開する「212 キッチンストア」は、接客力向上と人材育成の一環として、ドイツ創業のキッチンブランド「ツヴィリング J.A.ヘンケルス(以下、ツヴィリング)」関工場の見学を10月上旬に実施しました。全国から集まった11店舗のスタッフと本部メンバーが参加し、日ごろ店頭で扱う同社の包丁について、実際のモノ作りの現場から多岐に渡って学びました。

岐阜県関市に本社を置くツヴィリング J.A. ヘンケルスジャパン。
財務・管理、SCM、カスタマーサービス、工場と大きく4つの部門を構える

■ 最高を提供し、改良をし続ける「ツヴィリング」の魅力を知る

シンボルの双子マークは、皆さんも一度は目にしたことがあるのでは? 優れた機能性とデザイン性の高さに定評があり、プロの料理人からも支持される「ツヴィリング」の包丁は「212キッチンストア」でも人気商品の一つです。お客さまのニーズを引き出しながらご提案することはもちろん、ブランド本来の魅力や最適な使い方をお伝えすることができれば、より愛着をもって長く使っていただくことができます。
まずは「ドイツブランドがなぜ日本で生産されているか?」「関工場の役割とは?」「包丁のラインナップについて」など、「ツヴィリング」の基礎知識をもとにモノ作りについて体系的に学びました。

“現場命”というアンドリュー・ハンキンソン代表。「見学を通して、包丁のイメージが変わると思います。今日学んだことをそれぞれの現場・スタッフの皆さんに持ち帰ってください」とコメント
技術・生産を担当する山田昌之常務の座学では、企業ビジョンや製品開発の背景などブランドストーリーを学び、セールストークのヒントを修得

ドイツのテクノロジーと日本の職人技を融合させたモノづくり

続いては工場見学へ。「ツヴィリング」の世界4工場の中でトップクラスの関工場。ドイツの製鋼テクノロジーと日本の匠の技を融合させることで、最高品質の製品が生まれています。他社メーカーと異なる大きな特長は、関工場ではほとんどの工程を一貫していること。品質を保つために厳しい生産管理を徹底しながら、各工程で熟練の職人が手作業で行っています。

「錆び」「落下」「曲げ」「硬さ」の耐性テストを繰り返し行って、すべての品質が保たれる
刃と持ち手部分を溶接する作業。包丁の根幹になる大切な工程
重要な工程の一つの「焼き入れ」。1000度以上の高温加熱とマイナス196度の急冷却を交互に行い、高い硬度を持たせる
熱処置で曲がった刃をチェックしながら、金づちで真っすぐに一本一本修正していく
関工場が誇る職人技の「本刃付け」。最高の切れ味と持続性を持たせる最終の仕上げ
最高品質の「MIYABI」シリーズは、関工場の約200名のうちこの「Meister Workshop」メンバー9名のみが手掛ける

カッティング・シャープニングに挑戦

どんなに優れた包丁も、使い込むと切れ味は鈍ってしまいます。切れ味を長持ちさせるためには、定期的なお手入れが必要です。そのためにはお客様に正しい研ぎ方やケアの方法をお伝えすることも、大切な接客サービスの一つです。
購入後も長くご愛用いただくために、メンテナンスの方法や砥石を使った研ぎ方のコツを実際に体験しながら学びました。

「今までにないスキルが身につき、接客時に自信が持てる」との声も
職人の皆さんがプロの目線で仕上がりを丁寧にチェック

■ 参加者の声(一部抜粋)

・機能面を重視した接客をしがちですが、職人さんの想いを受けて新たな切り口で接客ができると感じました。
・製造過程を知り、お客様にお伝えできる要素や店舗での購入に新たな価値が付けられると思いました。
・最終消費者と直接お話することができる私たちが、企業努力や技術・品質の高さをお客様を通じて広めていくべきだと感じました。
・品質の高さや魅力をお客様にお伝えできるよう個人スキル向上に役立て、接客販売で実績に残していきます。
・間近で見学できた感動の体験をお客様との会話の中に盛り込み、職人さんたちの思いが少しでも伝わるような接客ができればと思います。

Message ~ たくさんの学びは現場のチャンスに

私自身、「212 キッチンストア」のファンです。

すばらしいキッチングッズがこれだけ揃うお店は、日本にはほかにありません。消費者が求める喜びがあり、来店されるお客さまは“ワクワク”を探しています。それが包丁だとしたら、今回の見学を通じて学んだ知識やスキルは、パッション(情熱)を持ってお伝えすることができると思います。

「ツヴィリング」の歴史や関工場でのモノ作り、本刃付けによる切れ味など、製品の良さは必ずお客様に響きます。ワクワク感だけでなく長く使える安心感、そして「212 キッチンストア」でのお買い物に満足感が得られることは間違いありません。現場(店頭)にはそのチャンスがたくさんあります。

今後もキッチンライフスタイルブランドとしてお互いの成長に向けて協力し合い、ライフスタイルイノベーション、そしてワールドグループの一助になればうれしいです。

ツヴィリング J.A.ヘンケルスジャパン株式会社
代表取締役 アンドリュー・ハンキンソンさん

「ツヴィリング」の商品に込められたたくさんのストーリーを、「212 キッチンストア」のメンバーが接客を通じてお客さまへつなげていきます。

【212 KITCHEN STORE(トゥーワントゥーキッチンストア) について】

「世界で一番素敵なレストラン それは我が家の食卓」をコンセプトにした、キッチン道具の専門店です。人と人とがコミュニケーションをとる上で欠かすことのできない「食」をより豊かにするために、素敵な「我が家のレストラン作り」をお手伝いしています。

店名の“212(トゥーワントゥー)”は、ニューヨークの市外局番に由来しています。多種多様な食文化が融合する世界有数の大都市ニューヨークをイメージし、「世界のどんな料理でも楽しく作って、美味しく食べていただく」という思いを込めて、世界中の優れたキッチングッズを幅広く取り扱い、提案し続けています。

■212 KITCHEN STORE 公式サイト&公式通販
https://store.world.co.jp/s/brand/212kitchenstore/ 

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■212 KITCHEN STOREショップリスト
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