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素材の知識

Q化学繊維:リヨセル(テンセル)

Aヨーロッパで開発された新素材。やわらかく、サラッとした肌ざわり。上品な光沢が魅力の繊維です。

リヨセルの製法

自然や人体に無害な溶剤に木質パルプを溶かし、フィルターでろ過した後、パルプの不純物を取り除きます。これを無数の細かい穴から押し出し、紡糸します。

生地や製品の段階でバイオ加工やウォッシュアウト加工を行ない、いろいろな表情や風合いを生み出しています。

洗浄、乾燥、けん縮したリヨセル原綿から作られたパルプと、使用済み溶剤を回収、濃縮して作られたアミンオキサイドを混合し、精製、紡出します

特性

  • ソフトな風合い、美しい光沢感がある。
  • 繊維が柔らかく、ドレープ性がある。
  • 湿潤時でも、強度が低下しない。
  • 吸湿性、速乾性にすぐれている。
  • 水洗い(手洗い)によって若干縮むことがある※1
  • 濡れると少し硬くなる※2
  • 摩擦により白化しやすい。とくに、湿潤状態での摩擦は避けること※3
ポイント
※1
スチームアイロンで引っ張りながら修正していくと、もとの状態に戻る。
※2
アイロンをかけたり、着ているうちに自然にもとに戻る。
※3
シミをつけてしまったら、決してこすらず、信頼のおけるクリーニング店に早めに相談する。

リヨセルの上手な洗い方

押し洗い

裏返してきれいにたたむ。(洗濯中の擦れを防ぐため。)
大きめの容器に30℃以下の水をたっぷり入れ、洗剤を溶かしたら、やさしく押し洗いする。
すすぎも洗いと同様、決してゴシゴシともんだり、こすったりせず、2回以上繰り返す。

柔軟仕上げ

リヨセル特有のやわらかさを保つため。

脱水

たたんだままの状態でタオルの間に挟み、軽く押さえる。
注)脱水機を使用するときは、たたんだままで約30秒。

乾燥

日陰で、パンツやスカートなら吊り干し、ニットや型崩れしやすいものは平干しにする。
注)乾燥機は厳禁!乾燥機を使うと、高温と機械のもみ作用で繊維がダメージを受け、大きく縮んでしまうことがある。

仕上げ

サイズを確認し、洗う前と変化していた場合は、スチームアイロンで少しずつ引っ張りながら修正する。
当て布をし、中温(140~160℃)でアイロンをかける。