取り扱い方法

Q縫い目が開いた!

気がついたら縫い目が開いていた!これは、「縫い目滑脱(かつだつ)」とよばれる現象で、これと似たものに「目寄れ」があります。

A衣類の縫い目は、デリケート。無理な力をかけるとずれてしまいます。

縫い目滑脱(かつだつ)とは


縫い目が開いた状態

製品の縫い目に強い力が加えられると、糸がその方向に引っ張られ、縫い目が開く現象です。

発生箇所は?

着用中の動作により力のかかりやすい箇所が「縫い目滑脱(かつだつ)」の発生しやすい箇所です。

  • ドレスやブラウスのアームホール背側、カフス付近。
  • 上着の背中心の縫い目。
  • タイトなシルエットのボトムのスリット部分やダーツ部分、脇、後中心の縫い目。

なりやすい素材は?

  • 薄地の素材。(絹・レーヨン・ポリエステルなど)
  • 織り組織の密度の粗い素材。(ガーゼタイプ)
  • 表面がツルツルとして滑りやすいタイプの糸で織られた素材。(サテンなどの朱子織)
  • シャンブレー地など、霜降り効果のある素材。(目立ちやすい)

注意点は?

機能性を考え、適正なサイズを選びましょう。

トップス

  • 一般にバストサイズで選ぶ。
  • ゆとり分は手を動かしてみる。
  • 電車やバスの吊り革が握れる程度の袖幅、袖下、カフス、着丈のゆとりを見る。

ボトムス

  • 一般にヒップサイズで選ぶ。
  • 座ったり、膝を曲げるとヒップや膝のサイズは大きくなる。試着の際は座って、ゆとりを確かめる。

着用目的に合わせて

着用目的に合わせたデザイン、シルエットを選ぶ。

着用中の動作にも注意

急な動きや部分的に大きな力が加わるようなことは避ける。

縫い目滑脱(かつだつ)に似た現象に「目寄れ」があります。


織糸の目寄れ(スリップ)

製品の一部が擦られると、織り組織を構成する糸が擦られた方向にずれ、組織に歪みが生じる現象を「目寄れ」という。表面がツルツルした滑らかな絹やポリエステルに起こりやすい。

ゆとりのあるサイズを選び、重いバッグを直接ブラウスの上に持ったり、肩にかけることを避ける。