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取り扱い方法

Q着用で他の衣類に色が移ってしまった!

摩擦を受けると、他の衣類などに染料が付着し、色移り(移染)が起きることがあります。

Aなぜ、色移りが起きるのでしょうか?さまざまな原因が考えられます。

色目によるもの

濃色品の場合、淡色品より染料の量が多いため、摩擦堅牢度※1が低い傾向にあります。

素材の組織特性によるもの

生地表面が平滑なポリエステルなどは摩擦による抵抗が少なく色移りしにくいのですが、凹凸感のある素材や立毛品は摩擦による抵抗が大きく色移りしやすくなります。

環境や組み合わせによるもの

一般的には、高温で湿った状態(汗など)のほうが、低温で乾燥している状態よりも色移りしやすい。これは、湿った状態のほうが、摩擦による抵抗が大きくなるため。また、加わる力が大きくなるほど、色移りしやすくなります。

素材と染料特性によるもの

  • 絹・皮革※2
    高温・高圧での染色が困難なため、高い染色堅牢度を確保できない。
  • 顔料染め
    色素の粒子が大きく、繊維内部に浸透しにくい。
  • インディゴ染め
    染料の染着性が弱い。

色移りを防ぐには、どうすればいい?

  • 濃色品と濃色品とを組み合わせる。
  • 適性サイズでゆとりのある服を選び、コーディネートを考える。

色が移ってしまったら?

早めに、信頼のおけるクリーニング店に相談しましょう。

ポイント
※1 摩擦堅牢度
色移りの程度を数値で表わしたもの。衣料用素材に関しては、1~5級で表わされ、5級が最も良好な値。
※2 皮革について
皮革のなかでもスエードは、毛羽が切れて脱落したものが他のものに付着して、まるで色移りしたように見える場合もあります。